アダムとイヴは最初はアダムのプロデュースでRe:plicareというユニットを組んで音楽活動をするという仕事上のパートナーで後々なんやかんやで公私共にパートナーとなるのですけれど、アダムの気遣いで吸血時に媚薬を牙から流し込んで、そのせいでイヴは淫魔の血が騒いで猫種の時に吸血を受けると強制的に姿が変わってしまうのですけれど、それは制御が利かないから発生することなのである程度慣れてフェロモンも抑えられるようになったら、ライヴの演出でイヴ♂でもイヴ♀でもどちらでもいいので実際に吸血してほしいと思うのです。
わたくしバンギャなのでバンドマン同士の戯れが大好きでして、アダムが女形でベースを弾いているのはわたしの趣味全開で、いや、ギターでもよいのですけれど。
アダム中性的女形とイヴ♂中性的なBLもよきですし、アダム中性的女形とイヴ♀のゆりゆりも2度美味しいですし。
イヴは性別非公開なので知らない人から見ればどちらとも取れるわけですし。いや、身体付きが変化しますけれどその辺りは演出ですで押し通せます誤魔化せます大丈夫、大丈夫。
ハグ、キス、同じマイクで歌うに留まらず吸血まで発展できるとはやはり創作は楽しいのです。絶対ライヴ中に吸血は実現したいのです。せっかく吸血鬼なのでキスだけではもったいないのでがぶっと思いきりやりたいです。

アダムが世間で吸血鬼だと普通に受け入れられているのは『セカイ』という統括する組織が純血種、魔の者の混血種を発見次第監視下に置いているからです。うっかり見つかってアダム自身も娘の一卵性双生児の吸血鬼の混血種の娘たちも監視対象です。見つからずに生きている方々もいますけれど普通の暮らしはできていません。不老不死の技術も存在する世界なので老いないことは珍しくはないのですけれど、検査をされたらすぐに判明するので、しかし逆に天然記念物みたいな扱いなのでそんなに悪い扱いを受けるわけではなく。むしろ純血種は高貴な存在だと崇め奉る集団も存在するくらいでもアダム同様変わり者が多いので見つかりたくない、面倒事だと捉える人たちは隠れて過ごすのでしょうね。(作中ではモブでしかないので適当な扱い)
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あと、学がないことを曝すことになるのですけれどわたしは一姫二太郎とは生まれる順番関係なく男の子2人、女の子1人という意味だと勘違いをしておりまして、アダイヴ間に男の子と女の子それぞれ生まれるところまでは考えてあるのですけれど、2人とも吸血鬼と猫種のハーフが順当であろうと(デザイナーベビーではないので)思うのですけれど、イヴ側の未知数なバグをもう少し活用したいので吸血鬼と淫魔のハーフの子が生まれたとしたら性別どっち? と悩んでおります。
他の自創作は男の子2人、女の子1人なのですけれどその作品は現代ものなので敢えてのイヴの要素が強めな性転換可能にするのか、それでも吸血鬼の時はイヴが猫種の姿の時同様、さすがに固定しないとおかしなことになるかなと。この辺りはもう少し煮詰める必要があるかと思うのですけれど、絵面的には女の子の方が映えるのかな。両親が半永久的に生き続ける存在なので何人でも子どものことは考えることができるのですけれど。
大事なことを忘れていました、雨宮兄妹はオーナーが猫種として登録したので淫魔であることは『セカイ』には知られていません。なので普通にイヴは街中を堂々と散歩しています。猫種は耳も尻尾も隠せないので疑われようがないことと、魔の者を人為的に(デザイナーベビーとして)生み出すことは禁止されている上に淫魔は絶滅したとされているので疑われようがないのでした。
自然に生まれることは問題ありません。魔の者にも人権はあります。なのでアダムとイヴの間で子どもが生まれる分には何も咎められません。監視下には置かれることになりますけれど、そんな四六時中見張られるような感じではなく時々『セカイ』のメンバーと面談さえしていれば他は自由です。なので名乗り出た方がある意味楽なはず。
混血種の場合は純血種のように消滅することはありませんけれど、代わりに不老不死の能力を失って普通の生物のように寿命を迎えて亡き骸も残ります。なのでそこまで不老不死に拘りがないなら魔の者としての食事を止めればいいだけです。しかしそれには大変苦しみが伴います。それを乗り越えられなくて結局混血種も数が減らないのでしょう。純血種にはもちろん劣りますけれど、混血種も一目置かれる存在ではあります。
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忘れる前にメモ。
アダムの名前の由来、本名はさすがに忘れてはいませんけれど知られてはならない理由があるので、その時1番多かった男性名が『アダム』だったからアダムと名乗っています。それが由来で、如何にアダムが自分自身を含めて物事に関心がない人物なのかを表したかっただけです。
湊に歌姫としてイヴと名付けたのもアダムです。
「私がアダムだから君はイヴね」みたいな軽い乗りで命名されています。名前なんて個体を識別するための道具でしょうという適当さがここにも表れています。
湊自身も名前に愛着も何もないので何とも思っていません(名付けられた当時精神状態が危うかった)けれど、後々アダムとイヴなんておとぎ話?とイヴはこの時代では寓話になってしまっている聖書のことを思い浮かべてそれらしく振る舞う努力はしています。
Re:plicareというユニット名についてはそのままの意味で繰り返しです。忘れ形見の双子を遺してくれた人間の伴侶を喪ってもう数え切れないほどの年月経過して、ただ繰り返しの日々。けれどイヴという磨けば光る原石を見つけたことに依って興味も色彩も失った世界にまた何かを見い出せればと無意識に願いを込めた名前です。
作曲センス、楽器の扱いに長けている代わりに言葉の扱いには長けていないのでイヴが全楽曲の歌詞を書いています。
絶対音感を持っているせいなのか半音程度の振れすらも気になる自称音痴なのでアダムはコーラスすら担当しません。歌唱はすべてイヴです。収録時の演奏もすべてアダム担当。ライヴの時だけサポートメンバーが招集されます。楽器を演奏するということもアナログな趣味と化している時代なので演者は希少な存在になりつつあるけれど、その人々の中でアダムは神と崇められているのでライヴでサポメンとして指名されることは誉れなことのようです。
まただいぶ話が飛躍しました。
それぞれの名前の由来、Re:plicareについてと時代背景を少し書けて良かったです。