もしも、たとえば、あるいは。
あの日、朝から雨が降っていなければ、 あの日、母親と喧嘩をしていなければ、 少女は今も笑っていたのでしょうか。 夢を見た。それは酷い夢だった。まさか正夢になるなんて。 時計の針は今も進んでいる。少女は今も鼓動を止めている…
文章以上、小説未満。走り書き、思考整理。個人的なメモ帳です。
あの日、朝から雨が降っていなければ、 あの日、母親と喧嘩をしていなければ、 少女は今も笑っていたのでしょうか。 夢を見た。それは酷い夢だった。まさか正夢になるなんて。 時計の針は今も進んでいる。少女は今も鼓動を止めている…
昔、少女にはお友達がいました。 そのお友達はいつでも少女の味方をしてくれて、悲しみに涙を落とせば一緒に泣いて、理不尽なことに腹を立てれば一緒に怒ってくれる。 そんな、大切なお友達でした。 しかし、そのお友達…
昨日のわたしを殺して、翌日、新しいわたしが目覚める。 昨日のわたしはもういない。新しいわたしは昨日のわたしの失敗も知らず、また同じ過ちを繰り返す。 だから何も進まない。いつも同じところをぐるぐる巡り、何ひとつ解決できない…
「死ねよ、ほら。さっさと死んでみせろよ」 黙れ。何もできないくせに勝手に脳内を掻き回すな。寄生虫の分際で。 「俺が寄生虫なら、お前は何だ。愛玩動物、ましてや家畜の価値すらないくせに」 &nbs…
お部屋が1番落ち着く場所ではないなんて、悲劇だと思う。と、引き蘢り気味の私は感じる。狭くて、呼吸さえままならない空間はいたくないと。似たような性質を持つ彼女は人々で溢れている外へ出て行く。4畳半くらいの面積に、必要なもの…
あなたを探している。覚えていなくても良いよ。辛い事は、忘れてしまえばいい。また思い出を作ろう。もう会えないよ。どこにも居場所がない。自由を奪われた、鳥。夢を見て、籠に連れ戻される無情。夢見鳥。芽生えた心に、雨が降る。冷た…
薄っぺらい。ひらひらの出来合いの物語なら作らない方が良い。何も感じられないし、作る意義さえも失う。刺々しい。意味の無いものなんて無い。しかし、しかし。頭が沸騰しそう。もうどうすれば良いのか判らない。 無になりたい。何もし…
躯の中迄、水浸し。 誰と、そしてどうしてそんな話になったのか覚えて居ないのだけれど、地震、雷、火事、親父と云われた『親父』て何処に行ったのでしょうね。何故叱らないの。ぁ、思い出したニセモノ天国を聴いていた時そんな話になっ…
(わたしが手にしているものはきっと、否、わたしがわたしを已めない限りは、わたしの手から崩れ去ってしまうのでしょう)亡骸は風化し、土へ空へ還り。記憶だけがただ鮮やかに、この無駄に存在する有機物に寄生して、棲み着…