薄っぺらい。
ひらひらの出来合いの物語なら作らない方が良い。
何も感じられないし、作る意義さえも失う。
刺々しい。
意味の無いものなんて無い。
しかし、しかし。
頭が沸騰しそう。
もうどうすれば良いのか判らない。
無になりたい。
何もしたくない。
叫びたい事は山程。
しかし届かない言葉に意味なんてありはしないのだよ。
雑音に紛れて、そっと忘れられて逝く。
指を噛んで怒りを殺しても繰り返される喪失に、その内指まで失うでしょう。
齧り続けて、意志さえ喪失すれば、もう何も無い。
届かない。
何も。
私の言葉に、きっと意味も意義も吐く意味さえ無い。
飲み込み続けて、消化して、もうお腹いっぱい。
不要物を意味の有るものへ昇華するには、どうすればいい?
意味の無い声に、感情に、思想に価値観に。
私と言うものは。
指折り数える事も出来なくなったら、考える事を放棄して無機でいたい。
そのために摘み取らなくては。
生み出される芽を。
脳と言う農地は栄養過多で次から次へと芽吹く。
華さえ咲かせられないのに。
無駄に命を増やす。
蹴落とし合って、全て居なくなる。
意味等無いから。
根底に、養分に存在に。
意味が無い。
意味が無い。
何も、無い。
何も。
何もかもが無機。
無能な脳に、有機を求めるのはそもそもの過ち。
意味なんて無い。
誰かの為でもない。
間違いで起きた生命の奇跡は、いつか誰かの悲劇となり得るであろう。
望まなかった。
生きられなかった誰かを犠牲にしてまで此処に在り続けるのは、ただの罰。
繰り返し、繰り返し。
毎晩死んでも、
毎朝生き返る。
それが、罰。
何よりもの恐怖。
どこかで、誰かが
憎んでいる。
意味の無い。
その憎しみは晴れる事は無いのだから。
感情の喪失が、唯一の救済。
剥ぎ取って、切り刻んでしまえば、楽になるかもよ?