前々から書きたい書きたいと思い続けている何らかのご都合主義によりラブホに泊まることになったかげみけ♀ちゃんについていい加減書き始めたい。このカプはネタが豊富すぎて次から次へと増えていくから筆が追いつかない、喜ばしいことです。
ラブホには行くのですけれどね、景虎くんが童貞(概念)により初めて行くものでまあ、最初はお年頃なのでそわそわするわけでやる気満々なわけなのですけれど、普通のホテルと違って様々な設備が充実しているあまりについついそちらに気を取られてしまう。(かわいい)
まあ、来たこともないであろうとみけこちゃんも奇抜なSMプレイ向けみたいな部屋を悪戯で選ぼうと蛇の心が芽生えつつもここは年上の余裕を見せて普通のお部屋を選択しますね。どきどきしながらフロントで鍵を受け取るのか無人式かはさておいて、入室しますね。どんな場所なのであろうかと期待に尻尾をぶんぶんと振りながら興奮を隠しきれない。(かわいい)
女体化前は遊び人だったのでまあ慣れた手つきでさっさと先に部屋に入って景虎くんが後に続きます。室内に入った彼は想像と違い普通の部屋と思いつつも、大きなベッドには釘付けになります。(注釈:時系列的にはクリスマスにみけこちゃんが個人的に借りているマンションに行く前です。そこでも大きなベッドは目撃します。女体化前に悪友である猫又くん、玉響ちゃんと3人で遊んでいたらしいのでまあ大きいでしょう。明確に公式から得られた情報はひるまの「でかいベッドってえろくていいだろ」的な発言のみ)
なのでやはり好奇心旺盛でベッドをみてそわそわする景虎くんではありますけれど、そこは敢えての「待て」を景虎くんに命じます。焦らせば焦らすほど景虎くんも自分も興奮するからです。後々自覚するみたいですけれどひるまの頃からSだと思っていたけれど本命相手にはM寄りになる乙女心?のようです。
まずは入浴と適当に入浴剤を入れると泡風呂だったらしく「おお……!」と景虎くんは眼を輝かせているのでまあいいかとさっさと服を脱ぎ始めるみけこちゃんを見ないようにしつつもちらちら見てしまいます。(かわいい)
気が付かれていないと思いながら景虎くんも服を脱いで少し照明を落とした浴室で洗いっこをしているうちに湯は溜まり、装置をいじってジェットバスを稼働させてもこもこに泡立つ様子に「すげー!」と感嘆の声をあげる景虎くん。(かわいい)
「ほれ、入るぞ。さみぃ」と2人とも猫族ではあるのですけれどみけこちゃんは寒がりなのでもこもこに泡立った浴槽に浸かり、彼女の身体が見えなくなったことで少し景虎くんの緊張が解れて「お邪魔しまっす!」と大柄な身体も伸び伸びと手足を伸ばすことのできる浴槽にすっかり寛いで普段は烏の行水な景虎くんも泡風呂を楽しんで無邪気に遊びます。(かわいい)
逆上せる前に名残惜しみつつ湯から上がり「滑んなよ」と笑われながらシャワーを浴びて慣れないバスローブに袖を通します。いよいよと期待に尻尾をぶんぶんと振る景虎くんですけれど、みけこちゃんは備え付けの販売式冷蔵庫からアルコールを取り出してグラスに注いで飲みながら大型モニターのメニューを操作します。別に大人の内容だけではなく普通の映画なども見られますので何かあるかと画面を眺めるみけこちゃんを横眼で見つつ、景虎くんはゲーム機を発見します。ゲームが大好きなので「やりましょ!」と少年のような眩しい笑顔に弱いみけこちゃんは「仕方ねぇな」と承諾してゲームを始めます。景虎くんは家事業務が苦手で細かな作業も苦手なのですけれど、ゲームは得意なのです。対してあまり興味がないみけこちゃんは操作方法もよくわからないので連敗するけれど特に悔しがらずに付き合いますけれど、不慣れなことに気がついた景虎くんは教えようとします。(やさしい)
けれど景虎くんが楽しそうなことで満足なみけこちゃんは「いーよ」とグラスを傾けている姿の後ろに見覚えのある機械がありました。カラオケです。これまた景虎くんが好きなものでうずうずしている様子に気がついたみけこちゃんは「歌えば?」と平坦な声で云うものの景虎くんの歌声が好きなみけこちゃんは勝手に歌って欲しい曲を入力していきます。みけこちゃんは自覚のある音痴で結構酔わせないと歌いません。景虎くんは伸び伸びと楽しそうに歌いその様子を眼を細めて頬を緩ませながら聴いています。
そんなこんなしていると時刻は大分朝に近づいており、さすがに仮眠程度でも眠れなければと入浴後に歯磨きを済ませていた景虎くんに「先に寝てな」と声をかけてみけこちゃんも歯を磨いて部屋に戻ります。すると景虎くんはおやすみ3秒だったのか既に遊び疲れたのか眠りに就いていました。もちろん場所柄そういうことを期待していた景虎くんですけれど初めてのアミューズメントなホテルを別な意味で楽しんですっかり忘れてしまいました。(かわいい)
遊び疲れて眠っている相手を叩き起して襲うほどみけこちゃんも鬼ではないのでベッドに潜り込んで景虎くんに甘えるように身を擦り寄せて安心する匂いにいつの間にか眠ってしまいます。
前日の別件に加えてはしゃぎ疲れて寝過ごしたこと先に目が覚めて気がついた景虎くんは慌ててみけこちゃんを起こして「チェックアウトの時間過ぎてないっすか?」と時計をちらりと見て慌てていますけれど、ここは普通のホテルではありません。寝起きで頭の回っていないみけこちゃんは「だいじょーぶ」とだけいって景虎くんを抱き枕のように気に入った定位置に落ち着いて二度寝を貪ります。システムがわからない景虎くんではありますけれどみけこちゃんの様子や明け方近くまで遊び倒した疲れから釣られたように二度寝してしまうのでした。
というSSをずっと書きたいと思っているのです。