かげみけ︎︎ ♀ちゃんで書きたいネタ。②

もうひとつ。今度は「漫画を読みたいんでネカフェ行ってくるっす」という景虎くんに「俺も行く」とみけこちゃんが同行を申し出たことから始まります。
以前ラブホに行った時は設備に眼映りして明け方まで遊び倒して結局何事もなかった前例を持っています。しかし、いつもと違いオープンエリアではなく、みけこちゃんが「狭いのやだ、ごろごろしたい」という我儘により初めて個室を利用することになります。
普段から寮の部屋で同棲まがいの生活をしているものの狭い密室という環境にどぎまぎしてしまい、致してしまうというお話。(お馬鹿かわいい)
景虎くんは戦闘能力には長けておりますけれど、代わりに家事炊事を行う室内業務が苦手であったり、重要な任務中にも蝶々を追いかけて護衛対象から離れるということをやらかしているので多分お賃金は元々ネコ族指名2位のみけこちゃんと比べると少ないと思うのですよ。だから景虎くんは漫画が好きなのですけれど読みたい漫画をすべて買えなくてネットカフェ通いはしていそうだと思うのです。その対比なのか活字好きのみけこちゃんの部屋には壁一面に本棚があるそうです。別にみけこちゃんにおねだりしたら「いーよ」とついでに買ってくれるのに自分の欲しいものは自分で買うという信念があるいい子、天使。
脱線しましたけれど、そんなこんなでドリンクやら漫画を各自用意して満喫タイムとなりますけれど、みけこちゃんは漫画はあまり読まないのでドリンクだけ用意してパソコンを適当に触っていますけれど自分でも持っているのでわざわざ来る必要はなかったのですよね。ただ景虎くんと一緒にいたかっただけという。眼を輝かせながら夢中で漫画を読み耽る景虎くんを見ている方が楽しくて、いつの間にかタイピング音もしなくなり、パソコンより景虎くんの方を見ている時間の方が長くなります。
いつもは落ち着きのない景虎くんの珍しい姿です。まじまじと見つめていると(まだガキっぽいけど整った顔してるしいい身体してんだよなぁ……)とじっくりと観察するみけこちゃんはご機嫌です。景虎くんも景虎くんで続きが気になっていた漫画に夢中でお互い楽しい時間です。
メロンソーダにソフトクリームを入れたものを「クリームソーダっす!」と喜んでいたグラスの中身を無意識に飲んでいた景虎くんですけれど、ストローを吸ってもずずっと音がするだけで中身がないことに気がついて集中力が途切れた瞬間、みけこちゃんと視線がかち合います。当然です、みけこちゃんはずっと見ていたのです。あまり、いや、口に出したことがあるのかさえ曖昧なほどみけこちゃんは景虎くんの容姿を褒めたことはありません。内心では好き好き♡格好良い♡ときゅんきゅん乙女ではあるのですけれど恥ずかしさやら複雑な乙女心から伝えられないのです。つまり恋する乙女全開な表情で見つめていたので景虎くんは思わずうっとなります。みけこちゃんのそういった無防備な表情は秘め事の時くらいしか見られないので青い景虎くんは思考がそちらに結びついてしまいます。
「ミケさん……っ」とずいっと距離を詰められてみけこちゃんはハッとして通常通りのツンモードになります。
「何してんだよ、バカ虎……!」
と場所が場所なので声を潜めて窘めますけれど、みけこちゃんもみけこちゃんでずっと景虎くんを見ていてその体温や匂いや感触を思い出して悶々とはしているのです。ただ景虎くんほど青くはないのでここでは駄目だと抵抗します。
しかし切なそうに必死に求める声で名前を呼ばれたり、抱き締められて体温や鼓動が伝わってくると元々性に奔放で快楽に弱いみけこちゃんの理性はあっさりと溶けます。声が外に漏れないようにずっとキスをしながら服も必要最低限しか脱がず(服の裾から手を入れたりして)みけこちゃんもパンツも膝くらいまでしか下げなかったのであまり身動きが取れないことに興奮したり、悪いことをしているという背徳感に興奮して大変なことになります。
バレないように必死に努めた結果、バレて反省文を書くことになるのか、珍しく隠蔽できて回避できるのかはまだ考え中……💭