リハビリのために診断メーカーの力をお借りしました。
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- お題:【なし】
「お疲れさまです」
派遣本部の廊下で諏訪の姿を見かけ頭を下げた。些細なことだが嬉しい偶然に喜びを隠せず思わず口角が上がる。 すれ違い様諏訪の抱えていた書類が1枚空を舞い床に落ちた。しゃがんで書類を拾おうとすると同じように諏訪も手を伸ばしていて、不意に指先が触れ合い比留間の胸は高鳴る。
顔をあげると唇が触れ合ってしまいそうなほど近距離で視線がかち合った。離れなければ。心はそう判断するのに身体は言うことを聞かない。焦点がずれるほど視界いっぱいの諏訪が静かに動いた。あ、と反射的に声をこぼした時には唇に温かなものが触れていてキスをされた、と実感する頃には諏訪は離れていた。
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- お題【うわごとのように / さわりっこ】
「す、わさ…っ、諏訪さん…!」
まるで彼の名前以外忘れてしまったかのように名前を呼ぶことしかできない。愛しく想っているヒトの手が恥ずかしい部分に触れて、また自分も同じように彼のそこに触れていると思うと眩暈がした。
「先ほどから手が止まっているが…、気持ちよくしてくれるのだろう?」
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- お題【気になるアイツ / 快楽よりも】
「比留間…」
愛しいヒトの声が頭上から降ってくる。その声に応えるように俺は中将のモノをより深く飲み込んでいった。これは稽古。多少胸が痛むものの合法的に中将に触れることができる幸せな時間だった。
「……いい子だ」
そっと頭部に手が置かれる。たったそれだけのことで尻尾の先まで震えが走った。
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- お題【あふれる… / もちろん、その先には】
好きなヒトがいる。でもそのヒトには他に愛している奴がいる。できることなら好きなヒトに愛されたい。
夜明け前、不快感を覚えて起きると夢精したらしく下着が濡れていた。覚えていないがどうせまたソウイウ夢を見てしまったのだろう。
「…諏訪さん」
そっと声に出してみても、この声は誰にも届かない。
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- お題【すべて君の中へ / もっと強く…】
「ぁあ…っ、す、わさ…っこのまま…っ」
この幸せな時間の終わりを感じて縋りつく腕により力を込める。このヒトが俺を抱いてくれた証。たとえアイツの身代わりだとしても、今だけは俺のモノだと感じたくて。
見上げると視線がかち合う。微かに頷いてくれたあと中が満たされていく幸福感に溺れていった。
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- お題【ゾクゾクする視線 / 揺れながら】
恥ずかしい。普段ならむしろ好んでする体位でも、このヒトの前ではただ辛いだけだった。
奥深くまで満たされてそれだけで堪らないのに諏訪さんはじっと俺のことを見ている。
何を考えているのかわからないその視線にさえも愛撫をされているようで、諏訪さんの上で腰を振りながら逃れるように顔を俯けた。
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- お題【ねっとり / これがいい】
「ん…っふ、は…っ」
深く長い口づけの合間に息を逃せばまた諏訪さんの唇を求めて自分のを押しつける。舌先で突かれるとそれだけでむず痒いような緩やかな快感があり、咥内をねっとりと舌でなぶられるとそれだけで軽くイってしまいそうなくらい気持ちがよかった。
いいところなんてお見通しなんだろう。
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- お題【手をつないだまま / 自由を奪われて】
強すぎる刺激から逃れるために身体を丸めようとしても動けない。諏訪さんの手と俺の手がシーツに押さえつけるように繋がれているからだ。
全身余すところなく触れ合っている幸福感と、逃げ出したいくらい襲ってくる快感の間で戸惑う。
この人の前でみっともなく声をあげて乱れることなどできないから。
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- お題【約束と違う / くすぐったい】
「す、諏訪さん……あの……」
諏訪さんの手が頭部から首筋、胸を辿って腹部にたどり着くと撫でられる心地よさに思わず喉を鳴らして腹を晒して床に転がってしまう。
もっと撫でて、というように。
「ん、なんだ私に撫でられるのは嫌か?」
「っけ、決してそんなことは……ただ、その、くすぐったくて……」
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- お題【唇が腫れるほど / 細い体を(33文字超過)】
「ん…、すわ、さ…」
まるで俺の口からしか酸素を得られないというように比留間はいつも口づけをねだる。身体を繋げる前から、そして繋げた後も請われるまま吸ってやっていれば可哀想なほど赤く腫れていたが本人は気にしていないようだ。
「…、ん」
そっと触れるだけの口づけを落とすとふっと強張りが解けていくのを感じ、その細い身体を潰してしまわないように抱きしめた。
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