彼女と何でも屋。

 人を殺す為にはどれ程の力が必要なのか。純粋に興味がある。 前回は失敗に終わってしまったが次こそは。と、今朝郵便受けから取り出した広告を片手に電話をかけてみた。 電話の相手は何でも屋らしい。  「お電話有難うございます、…

続きを読む →

彼女の食卓。

 人が人を殺す事に、どれ位の力が必要なのか、純粋に気になった。定番は絞殺と刺殺、どちらだろうか。考えてみても世の中に興味が持てないわたしは判らない。何となく、刺殺と云う事にしておこう。是は紛れも無いわたしの主観。どちらだ…

続きを読む →

誰かの泣き声。

あなたを探している。覚えていなくても良いよ。辛い事は、忘れてしまえばいい。また思い出を作ろう。もう会えないよ。どこにも居場所がない。自由を奪われた、鳥。夢を見て、籠に連れ戻される無情。夢見鳥。芽生えた心に、雨が降る。冷た…

続きを読む →

suicide。

薄っぺらい。ひらひらの出来合いの物語なら作らない方が良い。何も感じられないし、作る意義さえも失う。刺々しい。意味の無いものなんて無い。しかし、しかし。頭が沸騰しそう。もうどうすれば良いのか判らない。 無になりたい。何もし…

続きを読む →

溺死寸前

躯の中迄、水浸し。 誰と、そしてどうしてそんな話になったのか覚えて居ないのだけれど、地震、雷、火事、親父と云われた『親父』て何処に行ったのでしょうね。何故叱らないの。ぁ、思い出したニセモノ天国を聴いていた時そんな話になっ…

続きを読む →

本能。

わたしは、生命を刻んでいる。薄暗い蛍光灯の下。淡々と。機械が歌う、旋律を耳にしながら、黙々と。その生命の断末魔は、聞こえない。高度な聴力を持たないわたしには。否、きっと誰にも聞こえない。聞こえたとして、誰も耳を傾けはしな…

続きを読む →

紙一重の感傷。

 (わたしが手にしているものはきっと、否、わたしがわたしを已めない限りは、わたしの手から崩れ去ってしまうのでしょう)亡骸は風化し、土へ空へ還り。記憶だけがただ鮮やかに、この無駄に存在する有機物に寄生して、棲み着…

続きを読む →

その時の思考。

ただ生きているなら死を意識する事なんてないだろうけれど、私は最低1日に一度は死について考えている。死にたいってわけでもなかったり、とにかく消えたいって事と。また、それとは別な宗教ちっくな事を。生きているから血が流れ、涙し…

続きを読む →

夢は夢のまた夢の中で。

ある時は泣きながら誰かを守り。またある時は、泣きながら誰かを守る、誰かを壊したり。夢の中は常に穏やかではない。 いい夢と言われる死の夢も、中々見ることはない。再生、転生、進化。夢を見るのは脅迫、追跡、圧迫。追いつめられて…

続きを読む →

消えない声。

感情を司るのは心なんて言えたらとても素敵だけれど、脳でしかないと最近感じ始めている。胸が痛いって比喩。私はどこより、頭が痛い。割れそう。耳鳴り。閃光。私の心は脳の養分になってしまったの?それにしても働き出さない脳。呼吸さ…

続きを読む →