冷たい指先に、

奴は、プラトニックなサディストの様に思う。詰まり、私的には真性。特に意味は無いけれど。 奴と未だ揉めているの。其の度丸め込まれるのは私。何かもう存在するだけで私は迷惑な気がしてしまって。奥さんを大事にして欲しい。野良猫と…

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かおす。

揺りかごに降る雨。誰かのために子守唄。もういいかい。まぁだだよ。迎えに来て。迷子だょ。見つかったらおしまい? 痛みから花が咲いたよ。もうずいぶん前のこと。お世辞にも美しいとは言えない歪な花。周りに咲く春の花々の引き立て役…

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不鮮明な思考。

 ひとりぼっちの鳥かご。小さな世界。針を刺す。簡単に壊れる世界。雨のない窓辺。咲き続ける花。闇の味がする黒い飴。無糖なのに甘い。あなたがくれたから。そこにあるのは。あたしは何も持っていない。初めて見るひと。不思…

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アップルパイの、パイが好き。

 アップルジュースとオレンヂジュースと、どっちが良い?と聞かれるとオレンヂ、と答える。 アップルパイが好きかと聞かれて好きと答えても、わたしが食べたいのはパイ生地で、林檎ではなかったりする。  そんな感覚のズレ。  身体…

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戻せない時。

確かに、鮮やかに駆け抜けて行った日々を忘れはしないよ。いつまでも、どこまでもあなたはわたしの希望(光)だった。 これからではなかったの。もう、全てを終えたの?そんなに闇は浅いものだったのだろうか。共感して震える闇はいつだ…

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野良猫の憂鬱。

道ばたで、ちょっとした人のやさしさに触れて、今日を、生きた。道ばたで、ちょっとした人のみにくさに触れて、今日を、耐えた。 こんなあたしを不幸と思うかは、価値観の問題。あたしは自由で。あたしは不自由。あたしは幸福であたしは…

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蜂蜜遊戯。

 生まれなかった命が、泣いている 訳もなく。いらいら。むかむか。ずきずき。しくしく。 ごめんね、ごめんね。あたしはずっと、あなたのままに、なれないの。 子供の瞳は、心は。ひどく純粋。おとぎ話も現実だと、ありのま…

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めぐるめぐる。

死んだあたしをあなたが食べて。食べたあなたが何日間か生きて。死んだあなたを誰かが食べて。食べた誰かが、生きている。きっとあたしは無駄ぢゃなかった。生きてきて、よかった。だって、あなたが、生きていた。冷たい人工海の中、漂う…

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頭痛が痛い。

 甘い甘い…(しょっぱい)塩っぽい。愛してないなんて嘘でも言えない。あの記憶は三段目の引き出しの中。毒されてる。どうしてひとりぢゃないの?。形ある記憶。枯れてしまうから。浮かべない、浅すぎるから。溺…

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どこにいても。

無意味に散らかして周りを固めてみても埋められない隙間 だれもしらない それは気楽であり孤独でもあった。 ひとりがすきでひとりになりたかったなのに、静かすぎる夜は海鳴りもすすり泣き だれかの声に怯えてだれかの体温に怯えてあ…

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